はじめに
Linuxでよく使っているコマンドを整理しました。
view
view
コマンドは、vi
コマンドをRead Onlyで実施するコマンドとなります。
$ view [ファイルのパス]
という風にコマンドを実施するとvi(もしくはvim)エディターで対象のファイルを読み取り専用で開くことができます。
編集したくないファイルを閲覧するときに便利なコマンドです。
おまけ: Vimでログファイルを閲覧するときによく使うコマンド
コマンド | 効果 |
---|---|
/[検索ワード] | 検索ワードで上から検索を実施する |
?[検索ワード] | 検索ワードで下から検索を実施する |
G (Shift + g) | ファイルの最終行に移動 |
gg | ファイルの先頭行に移動 |
:q | vi(vim)モードを終了 |
ls -ltr | grep [キーワード]
ファイルとディレクトリの情報を表示するls
コマンドに-ltr
オプションをつけることで更新日時の昇順で並べ替えた上で詳細情報を表示することができます。
また、パイプラインでgrep
コマンドをつなぐことでキーワードと一致するファイルのみを表示するようにしています。
使用例
ファイル名にgrep
で指定したjson
を含んでいるファイルのみが詳細表示されている上、更新日時の昇順で並んでいることがわかります。
$ ls -ltr | grep json -rw-r--r-- 1 takuya staff 1616 12 6 22:21 tslint.json -rw-r--r-- 1 takuya staff 470 12 6 22:21 tsconfig.json -rw-r--r-- 1 takuya staff 3779 12 7 19:35 angular.json -rw-r--r-- 1 takuya staff 1624 12 11 16:49 package.json -rw-r--r-- 1 takuya staff 460512 12 11 16:49 package-lock.json
大量にあるログファイルの中から最新のログファイルを探したい場合などは、このようにgrep
でキーワード検索をしたり、更新日時の昇順で並び替えて表示すると見つけやすくなります。
tail -f | grep -v [キーワード]
tail -f
コマンドでログファイルの末尾を表示して、パイプラインでgrep -v
コマンドをつなぐことで指定したキーワードを除外した状態でログファイルの内容を出力することができます。
使用例
下記のように除外したいキーワードにHealth
を含めることで、ヘルスチェックのメッセージを表示しない状態でログ監視をすることができます。
$ tail -f | grep -v Health
似たような名前の大量のファイルの中から新しいファイルを表示したい
ls -lt | tail
ls -lt
コマンドとtail
コマンドをパイプでつなぐことで、更新日時が新しい順に10件までファイル/フォルダを表示することができます。
使用例
# 更新日時の新しい順にファイル/フォルダを10件まで表示する $ ls -lt | tail -rw-r--r-- 1 takuya admin 237 6 20 2015 JOIN_REQUEST.sql -rw-r--r-- 1 takuya admin 138 6 20 2015 ROLE_MASTERdata.sql -rw-r--r-- 1 takuya admin 995 6 20 2015 DEV_CATEGORYdata.sql -rw-r--r-- 1 takuya admin 138 6 20 2015 ROLE_MASTER_DATA -rw-r--r-- 1 takuya admin 237 6 16 2015 JOIN_REQUEST -rw-r--r-- 1 takuya admin 5589 6 16 2015 out2.mwb drwxrwxrwx 8 root admin 256 5 9 2015 ProgramFiles -rw-rw-rw- 1 root admin 1680 4 12 2015 spring-jdbc.xml -rw-rw-rw- 1 root admin 0 4 11 2015 MOIKII_DB drwxrwxrwx 2 root admin 64 3 17 2015 workspace